LEADERS TALK

ここは、障がいがあるメンバーもそうでないメンバーも、“主人公として働ける”場所

障がいがあるメンバーとともに働いてきた歴史とノウハウが、ここにある
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菅原

今日は、リクルートオフィスサポート(以下ROS)で活躍する若手のイメージを語り合おうということで、ちょうど同じ1997年入社の僕たちが選ばれたわけだけど。

石川

僕たちが入社したときは、まだ、障がいがある人は仕事を探しにくい社会だったと思う。今は、法律も改正されて障がいのある人を採用する企業は増えたけど、うちはその草分けともいえる存在だよね。

菅原

そもそもリクルートグループとして根底にあったのが、“すべての人の可能性を信じて引き出す”というもの。人材ビジネスからスタートした企業だからこそ、たとえハンデがあっても、もてる能力を活かせる職場をつくりたいと考えて始まったからね。

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石川

だから、うちは障がいがあるメンバーもそうでないメンバーも、ちゃんと“主人公として働ける”ことがポイント。やりたい、という意志があれば、どこまでもキャリアップが可能。もちろん体調やハンデなどの理由から、一定の範囲の中で精一杯働きたい、という人にも働きやすいし、期待もしていく。それが、特徴なのかな?

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菅原

自分自身もそうなんだけど、例えば、事故で障がいを負ったメンバーには、怖いもの知らずで冒険的なタイプの人が多い気がする。そのせいか、社内には積極的で、挑戦的な人も多い。それも、うちらしさの一つになっているかもしれないね。

石川

確かに、ポジティブさと元気さは、リクルートグループ全体のカルチャーの一つ。それと特徴としてはもう一つ、会社の歴史の分だけ多様な障がいに向き合ってきた強みやノウハウがあること。障がいの部位や疾患への理解、多様な障がいの人と働いてきた経験が積み重なって今がある。だから、どんなケアが必要か、どんなコミュニケーションの取り方がよいのか、自然とわかっているというか……

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菅原

障がいがあるからって大切にされ過ぎるのも違うし、かといってまったくケアされないと働きにくい。その温度感がちょうどいい。それに、 誰もが挑戦や成長を目指すだけが価値じゃない。コツコツと着実に働くことも価値とされている。だって、うちでは正確で迅速な事務スキルが求められる仕事も多いから。

石川

そういう意味でも、自分の可能性や意欲を封じ込めることなく、理解してもらえる仲間に囲まれて自分らしく働ける、というのが、うちのよさかな、と思うよね。

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ハンデがあっても「やってやるぞ」 失敗しても「じゃ、次どうしよう」の精神で
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菅原

石川さんが思う「頑張ってるな」と思う若手って、どんなタイプ?

石川

今3年目くらいで、面白くなってきたスタッフがいるんだよね。1、2年目の頃は、まだ様子見なところがあったけど、この1年でぐんぐん伸びてきた。

菅原

どんなところに成長を感じているの?

石川

メンバーが他に3名いて業務コントローラーを任せているんだけど、仕事を滞りなく動かすだけでなく、みんなを仕切れるようになってきた。どうしたらミスを未然に防げるか、といった先まわりの視点も出てきて頼もしくなってきたね。

菅原

日々の仕事を順当に動かすだけじゃなく、先を見据えてくれていると嬉しいよね。

石川

自信と責任感が出てきたせいか、毎日、スーツで出社するようになった。うちはカジュアルな服装でも構わないけれど、これも意識の表れだなと思って嬉しく感じているんだ。

菅原

うちにも面白いスタッフが2名いて。「マネジャーになりたい」とはっきり意思表示してくれる。いい意味で野心的なメンバーだね。彼らは、中途入社で、元不動産業と元飲食業で出身はまったく違うけど。

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石川

どんなところが面白いの?

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菅原

リスクの察知力なのかな。メンバーの進捗を見てキャパシティの状況などを報告してくれたり、この仕事は何のためにあるのか、例えば、自分たちにとっての顧客であるリクルートグループ各社の視点に立つだけじゃなく、リクルートグループのサービスを利用するカスタマーやクライアントの目線に立って提案してくれたり。

石川

そういう視点からモノをいってくる人は、多少生意気であっても、可愛いなって思うよね。

菅原

本質に立ち返って考えて、上司だからって物怖じせず、対等に議論できる人に来てもらいたいよね。

石川

元気な人。前向きな人。ハンデがあってもやってやるぞ、失敗しても「じゃ、次どうしよう」の発想で動ける人を、評価する会社だよね。

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菅原

そうだね。一方で、全員が全員、“元気で積極的”じゃなくてもいい。リーダーシップを発揮してバリバリ働く人も必要だけどコツコツと真面目に、正確に取り組むことができる人も必要だし、うちの会社はそういう人で支えられているんだよね。

石川

それは、その通り。そういう人の活躍も見逃さずに評価するマネジャーでありたいね。あと一言付け加えるとするなら、僕はメンバーと飲むことが好きだから、一緒に飲みに行ってくれる人がいいな(笑)。

菅原さん画像

菅原 悟 
1997年入社

サイトセキュリティセンター
サイトチェックグループ
グループマネジャー

情報関連の部署をはじめ多数の部署に関わったのち現在は、「私たちは日本を元気にするための口コミ配達人です」をキャッチコピーに、リクルートメディアに対する口コミなどの審査を行う部署のマネジャーを務める。

石川さん画像

石川 浩之 
1997年入社

事務センター
販売管理1グループ
グループマネジャー

経理などの管理部門を中心に経験したのち、リクルートグループ各社の請求書の発行や入金などの事務処理や企画を行う事務センターのマネジャーを務める。

※所属部署、部署名は対談当時の名称を使用。